泉布観は明治4年(1871)に落成したそうで、全国の洋風建築の中でも極めて古く
大阪では現存最古のものだそうです!!
「泉布観」とは「貨幣の館」を意味し、明治天皇が訪問した際に自ら命名したものです。
建物の設計には英国人ウォートルスがあたりました。ウォートルスは泉布観のほか、
造幣寮の工場群、東京の銀座煉瓦街などを設計し、明治初期の日本の洋風建築の歴史に大きな業績
を残した人物です。
泉布観の壁面は一見すると白い漆喰塗りですが、その内部は煉瓦で積まれています。
そのため木造建築とくらべると非常に壁が厚くなっています。(だから頑丈なんですね)
またベランダは建物の全体にめぐらされており、べランダ・コロニアル式と呼ばれ、
幕末から明治期の日本の洋風建築の特色のひとつだそうです。
(以上、泉布観紹介文から抜粋です♪)
昭和30年代に一度補修されたそうですが、中の傷みはけっこうなもんでした・・・
ちょっとお化け屋敷っぽい感じ。でも古い照明器具や開口の広い窓など圧巻です!
年一度しか公開されないので、人が多く、しかも一度に30人しか入れない↓
確かに大勢の人が一気にベランダに行くと、底抜けそうな気がする(怖)
なので、入館するには並ぶ覚悟が必要です!!
年一回公開(春分の日前後ですよ)
場 所 大阪市北区天満橋1丁目1番1号(財務省造幣局の北側)
【交通】
●市バス
「桜宮橋バス停」(すぐ)
●地下鉄谷町線
「南森町駅」(東約1km)
●京阪電車
「天満橋駅」(北へ約1km、
東天満交差点右折し、東200m)
●JR環状線
「桜ノ宮駅」(南へ約1km)
●JR東西線
「大阪城北詰駅」3号出口
(北へ約0.6km)
「大阪天満宮駅」1番出口
(東へ約1km)
古い照明器具
ベランダ
地図